
こんな"思考の行き詰まり"を感じていませんか。
「ニュースは毎日読んでいる。でも、それが自社の戦略にどうつながるかわからない。」
「分析はする。でもなぜか、毎回、似たような結論に戻ってくる。」
「技術トレンドは追っている。でも、なぜそれが重要なのか、説明できない。」
未来を読み解く5つの視点
RESET分析®は、ルール、自然環境、社会、経済価値、技術の5つの要素を見直すことで、未来を見据えた経営や企画、活動を考えるためのTICオリジナルの手法です。

R|影響する越境ルール
新たなルールの動きを、どう読むか
視点:法律・条約・国際規範・社会規範。ルールは誰かが意図して作る。

E|自然環境の変化
自然の変化は、何を動かすか
視点:気候・資源・生態系。すべての社会変化の根底にある、動かしがたい土台。

S|社会の価値観の変化
人々の暮らし方・価値観は、どこへ向かうか
視点:働き方・学び方・地域社会・文化。自然環境の変化と連動して動く。

E|経済的価値の転換
何の価値が上がり、何が下がるか
視点:失われる経済価値と、新たに生まれる経済価値。両方を同時に見る。

T|評価がかわる技術
注目すべき技術は、本当に「新しい」ものだけか
視点:最先端技術だけでなく、枯れた技術のリバイバルも含めて探索する。
従来からあるPEST/PESTEL分析との違い

RESET分析の進め方(所要時間100分モデル)

各項目の「問い」を基に、常識を疑いながら、思考を深めていきます。
En: 自然環境の変化という「動かしがたい土台」を考える (10分)
気候、資源、生態系の変化は、人間の意志では動かせない制約条件、これがどうなるのか。
多くの分析フレームは、現在の市場や競合から思考を始めますが、RESETは、5〜10年スケールの自然環境の変化から出発します。
そこから見ると、さまざまな社会変化が「なぜ今起きているのか」という
文脈のなかに収まっていくのがわかります。
S・Ec:社会の価値観・暮らし方の変化を「連動」して考える(20分)
自然環境の変化は、人々に何を要求するかを社会の動きと価値観への影響で考えます。
この「連動」を意識すると、「なぜ今これが求められているのか」という
問いへの答えが、より深いところから導き出せるようになります。
市場の表面を追うのではなく、変化の根を見る。
※S, Ecを分離させると、より「経済価値」を深ぼることもできます。
T:注目すべき技術を「新・旧」ともに考える(30分)
ここまで出てきた視点を基に、AIなども使いながら「それらの課題を解決する技術」を探してみましょう。その際、「新技術」と「枯れた技術のリバイバル」の両面から探します。
自然ベースのソリューション、修理・再利用といった「元に戻す」技術——
「どの技術が評価されるか」は、性能だけでは決まりません。
R:ルールに至る「論点」を紐解く(40分)
Tで考えた「新しい技術」について、推進しようとする論点と、抵抗しようとする論点を考えます。どんな技術も、そのまま市場化はされません。エネルギー問題を解決するが、廃棄が出る。利便性は向上するが、悪用されかねない。そんなそのせめぎあいの結果がルールとなり、市場のかたちが決まっていきます。「ルールに従う立場」から「ルール形成を読む立場」へ。この視点の転換が、中長期の戦略判断に根本的な変化をもたらします。
※より長い時間が確保できる場合は、「推進されようとしているテクノロジーは、私たちの価値観や暮らし方にどんな変化をもたらすか?」といった循環する、問いに発展させていくこともできます。
RESET分析で視界が開く
仮説を持って世界を見ると、情報の背景を掘るクセがつき、諸要素のつながりから、次の打ち手を考える能動性に発展していきます。以下は、RESET分析のワークショップを実践した方々からの声です。
「技術や市場だけを見ても将来は予測できないとわかった。気候・資源・社会課題を含めて見ないと、戦略の前提そのものを間違える。」
「ビジネスチャンスはルールが出来上がってからスタートではなく、ルール形成の時点から始まっていると知った。」
「ハイプサイクルの幻滅期で見限って手放してきた技術が、社会の文脈が変わることで突然リバイバルすることがある。"どの技術に価値があるか"は社会が決めるということに気づいた。」
発展:Horizon Scanning ホライゾン・スキャニング
RESET分析でルール・自然環境・社会・経済価値・技術の5つの視点を持つと、日常のニュースや出来事が「ただの情報」ではなく「変化の兆し」として目に入るようになります。
この「変化の兆しを体系的に拾い続ける」実践が、ホライゾン・スキャニングです。
ホライゾン・スキャニングは、20世紀後半から21世紀初頭にかけて、未来研究や政策立案の分野で発展した手法 で、英国政府のUK Foresight Programmeや、EU、国際連合などの機関が採用したことで、広く認知されるようになりました。
ホライゾン・スキャニングの要となるのは、現時点ではまだ明確なトレンドとして認識されていない微弱な兆候を捉えること。将来的に大きな変化をもたらす可能性を予測するために、テクノロジーや、社会、環境、ビジネス、経済といった領域において、まだ一部の専門家や先進的な分野でしか議論されていない兆しを見つけることが重要です。
RESET分析(ルール、自然環境、社会、経済価値、技術の5つの視点)を活用しつづけることで、これらの兆候をより体系的に整理し、発見する ことが可能になり、ホライゾンスキャニングの目的である 「リスクの早期発見」「新たな機会の探索」「戦略的意思決定」 に貢献できます。

RuleWatcherは、科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)の、ホライゾンスキャニングに役立てられているウェブツールです。
RuleWatcherについては、こちらをご覧ください。



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